痔さんのブログ

特にありません

2月27日

木曜日。冬に戻ってしまったのだろうかと思うほど寒い日。ハンガーに掛けているグレーのチェスターコートはまだ仕舞えそうにない。SleepMeister(睡眠を管理するアプリ)によると4時55分に就寝し、9時30分に起床している。

私には兄がいて、彼は幼少期からトマトが嫌いなのだが、加工品においてはトマトが使用されていても大丈夫なものと大丈夫ではないものがあるらしい。例えばケチャップは可、であるのに対して、トマトジュースは不可、であるなど。トマトの加工品を口にするたび、食卓で、向かいの席に座る兄に大丈夫か、と問いかけていたので、家を出てひとりでこういった加工品を口にするたびに「これは兄でも食べることができるだろう。」「これはむりそうだ。」など判断する癖がついてしまった。この日、昼食で食べた完熟トマトチャウダーは「これはむりそうだ。」に該当するものだった。兄はトマトと並んでバナナも苦手で、これに関しては加工品の殆どがむりだったのだが、いつの日であったか、ふたりで食べたチェリオのバナナ味(これは、その時に期間限定で販売していたアイスバーのことである。)に限っては、おいしいと言って食べていたことをよく覚えている。私はあまりそういった類の好き嫌いを持ち合わせていないので、毎度ふしぎだな、と思いながら、向かいに座る兄の顔を見つめたものであった。

コンビニのパリジャンサンドが美味しい。石窯で焼き上げたパンがかたいので、顎が疲れてしまうのだが、何度も繰り返し買ってしまうのでおそらく私はかたいパンが好きなのだろうと思う。

明日は、車校に行く予定がある。既に、胃の中で淡水と海水の交じり合うような気持ち悪さを抱えている。がんばります。部屋の外では、もうすぐ桃の花が咲き始める頃合だろうか。おやすみなさい。読んでくれたあなたが、いい夢をみれますように。明日、道端できれいな花を見掛けますように。

2月26日

水曜日。SleepMeister(睡眠を管理するアプリ)によると7時37分に就寝し、10時30分に起床している。朝に寝て、朝に起きた。まどろみの中で、ツイッターの人間と私の母が電話で連絡を取り合っている夢を見た。内容としては思わず笑ってしまうような夢だったのだが、実際にふたりが繋がっていたらかなり焦ると思う。起床時刻の前後、あきらかに部屋のベルが鳴ったような気がしたのだが、半ば夢のなかにいたので意図せず居留守をしてしまった。ごめんなさい。

近ごろ十分に寝ていないせいか、外に出る元気があまりない。

そこにあった筈のものについて考えていた。あまりよい感情を抱いていなかった身内の葬式に出た知人が、故人の思い出の昇華に成功したという。葬式などを経て、それまでに故人との間にあったさまざまな記憶について「優しい思い出」として語ることができたと言っていた。死んだひとは、少なからずいいひとになってしまう。(そうではない場合もきっとあるだろうと思う。)もしかすると、人間は、死んで焼かれてしまったら、よいところばかりが骨と一緒に残るのかもしれない。

この日のことではないのだが、川上未映子の『マリーの愛の証明』を読んだ。その中で「証明できないからって、それが存在しないことにはならない。」というような言葉があった。人間がなにかを信じるのは、証明されているからではなく、想像できるから信じることができる、という。気持ちというものは、他人はもちろん、自分の目にも見えないところに封をしているものである。自分の中に愛や恨みのようなものを感じていたとしても、そこには確かにそれが、あるともないとも言ってしまうことができないのだと思った。うまくまとめられないので、もうすこし考えようと思う。

毎年のことなのだが、2月がほかの月よりも早く終わってしまうことに気が付くのが遅い。今年はうるう年とのことで、『テニスの王子様』のキャラクターである不二周助の誕生日をお祝いできる年だと思った。学生の頃の友人に聞いたのだが、不二周助の誕生日は2月29日らしい。今日は夜のうちにねむります。おやすみなさい。

2月25日

火曜日。曇り。夕方から雨が降る。SleepMeister(睡眠を管理するアプリ)によると、3時48分に就寝し、9時10分に起床している。夜のうちに、ねむったらしい。この日は、朝ごはんに目玉焼きを焼こうと思っていたのだが、空腹を待っていたところ、気付くと正午をかなり過ぎていた。今日も寝癖がすごい。私の前髪の寝癖は、いつも躍動感があり、これは恐らく癖毛だからなのだろうと思う。仰向けに真っ直ぐの体勢で寝ている筈なのだが。

昨年から主に、部屋着として着用している紫色のパーカーがあって、フード部分の紐が邪魔だなと常々思っていた。午後、紅茶のカップに紐の先端を浸してしまったことをきっかけにして、ついに引き抜いて捨てた。これから先、あの紐を捨てたばかりに困ることがあるかもしれないと思いつつ。

曇りや、雨の日は嫌いではない。カーテンを開けても部屋が暗いままなので、電気をつけてしまうと、夜との境がわからず、そこだけは困るな、と思う。

17時過ぎ、アルバイトに行く。よく顔を合わせる小学校低学年の子がいて、1月には手袋を新調したから是非見て欲しい、と言うので、真新しくかっこいいデザインの手袋を拝見したのだが、今日は傘を新調したので見て欲しい、とお願いされた。前回の手袋に引き続き、今回も青のかっこいい傘である。彼は青が好きなのかな、と思う。

DEENというバンドのデビューシングルに「このまま君だけを奪い去りたい」という歌があるのだが、これは93年に発売された曲で、まだ私が生まれていない年に流行したものであるにも関わらず、好んでよく聴いている。「懐かしいブルーの雨傘 ざわめく町で、きみに会った」という歌詞があるのだが、昔の恋人が愛用していた傘の色を覚えているなんて、よっぽどその人のことが好きだったんだろうなあ。

部屋の外では、未だひっそりと雨が降っているらしい。さっき、ツイッターの人間が、私のお名前シールをかわいいと褒めてくれた。やさしい夜です。よく見ると日付が変わっている。おやすみなさい。

2月24日

月曜日。日曜日の日記の終わりに「夜のうちにねむります。」と書いたのだが、SleepMeister(睡眠管理のアプリ)によると4時27分に就寝し、10時2分に起床している。4時27分が夜かと問われると、朝だと思う。

正午過ぎに、六道珍皇寺に行った。早春の特別拝観を開催していて、冥界通いの井戸などを見る。薬師如来坐像がうつくしく、像の右手付近に花が咲いてあった。蓮の花かなと思う。仏教において、極楽浄土に蓮の花が多く咲いているのはどうしてなのだろう。思ったよりも人が多く参拝していて、あとから今日が祝日だったということに気が付いた。帰路にあった花屋で、小さくて黄色いチューリップが売っていたのだが、迷って買わなかった。

ここ1年近く、白米ではなく玄米を炊いている。これに関して特に理由がないので辞めればよいのだが、何となく続けてしまっている。今日も玄米を炊いた。キッチンに置いてある炊飯器は5、6年ほど前に兄から譲り受けたもので、曰く「安物だから。」とのことであるが、恐らく玄米を炊くことを想定されていない。(早炊きスイッチは存在するので大いに助かっている。)この炊飯器には、掠れた文字で「内蓋を毎度洗浄してください。」のようなことが書いてあるのだが、これをあまり守っていないので、いつか最悪なことになりそうな予感がある。幼少期の私は、母に「ゾラクなことは止めなさい。」と、かなりの頻度で言われていたが、先日、この「ゾラク」というのは聞き間違いであり、実際は「ぞうらく」で、これは宮崎県高千穂町の方言にある「いい加減な。」「粗雑な。」という意味の形容動詞であるらしいと知った。近頃は、何をしていても母の「ゾラクなことは止めなさい。」という声が聞こえる気がしてしまう。大人になった私は今でも「ぞうらく」な人間なので、日曜日の夕方、紅茶の茶葉をばらばらに零してしまったキッチンの箇所には、まだ掃除機をかけていないし、冷蔵庫のドアポケットには、昨年12月に賞味期限が切れたらしい生姜のチューブが入っている。捨てたい。

最近は、SMAPの「夜空ノムコウ」を聴きながら歯磨きをして、就寝をする。今日はなにかを信じた気になってねむろうと思う。夜空のむこうには、もう明日が待っているとSMAPが歌っているので。おやすみなさい。

2月23日

日曜日。すでに日付が変わってしまっているので昨日のことになるのだが、この日はSleepMeister(睡眠を管理しているアプリ)によると5時36分に就寝して10時3分に起床している。アパートの前で殆ど年中、謎の工事をしていて、その音で目を覚ましたと思う。文章を打ちながら、もしかしたらこれは土曜日の朝のことだったような気もしてきた。

学生の頃の友人に、嘘をつくのを辞めたい、という話をしたところ、理由はよくわからなかったが、日記をつけるとよいと言われた。それで、日記をつけている。去年のことだったか記憶にないのだが、メンタリストを名乗るDさんが、テレビで「実のところ我々は他人につく嘘というのは少なくて(悪意で以て人を騙すなど)怖いのは自分につく嘘であり、これはいつの間にか真実になってしまう。」みたいなことを言っていて、それを聞いた時に、漠然と「もういやだ。」と思った。何となく我に返ったような感じがあった。基本的に何事も長続きしない人間なので、すぐに部屋が汚くなるし、花も枯らしてしまう。いつまで続くかわからない日記が、ひと月先も続いているビジョンがまったく浮かばないので、困っている。いい文章が書けなくてもいいから、とにかく、ひと月がんばろうかな。むりそうです。

今日はツイッターの人間に煮そば藍を推された日。冷やしラーメンが好きだ、と言っただけで百点をくれるフォロワーを大事にしたい。

日曜なので、特に就活もせず、車校にも行かなかった。というか最近は毎日そうなので、誰かに怒られそう。色々あって、近隣の寺社仏閣に行くブームが来ている。「もしかして、部屋に幽霊がいるのかもしれないな。」と思っているけれど、夜、LED電球が暫くパカパカしていた。単純に、電球の寿命という感じがするけれど、もしそうであるならば、電球に手が届かないので業者を呼ばないといけないし、こういう時だけ、恋人みたいな存在がいれば便利、と思ってしまうのをやめたい。去年、熱が出た時に、病院に向かうタクシーの中でも似たようなことを思った覚えがあり、シンプルに最悪だと思う。

コンビニの帰りに見た星がきれいだった。もしかすると飛行機だったかもしれない。夜のうちにねむります。おやすみなさい。