痔さんのブログ

特にありません

2月26日

水曜日。SleepMeister(睡眠を管理するアプリ)によると7時37分に就寝し、10時30分に起床している。朝に寝て、朝に起きた。まどろみの中で、ツイッターの人間と私の母が電話で連絡を取り合っている夢を見た。内容としては思わず笑ってしまうような夢だったのだが、実際にふたりが繋がっていたらかなり焦ると思う。起床時刻の前後、あきらかに部屋のベルが鳴ったような気がしたのだが、半ば夢のなかにいたので意図せず居留守をしてしまった。ごめんなさい。

近ごろ十分に寝ていないせいか、外に出る元気があまりない。

そこにあった筈のものについて考えていた。あまりよい感情を抱いていなかった身内の葬式に出た知人が、故人の思い出の昇華に成功したという。葬式などを経て、それまでに故人との間にあったさまざまな記憶について「優しい思い出」として語ることができたと言っていた。死んだひとは、少なからずいいひとになってしまう。(そうではない場合もきっとあるだろうと思う。)もしかすると、人間は、死んで焼かれてしまったら、よいところばかりが骨と一緒に残るのかもしれない。

この日のことではないのだが、川上未映子の『マリーの愛の証明』を読んだ。その中で「証明できないからって、それが存在しないことにはならない。」というような言葉があった。人間がなにかを信じるのは、証明されているからではなく、想像できるから信じることができる、という。気持ちというものは、他人はもちろん、自分の目にも見えないところに封をしているものである。自分の中に愛や恨みのようなものを感じていたとしても、そこには確かにそれが、あるともないとも言ってしまうことができないのだと思った。うまくまとめられないので、もうすこし考えようと思う。

毎年のことなのだが、2月がほかの月よりも早く終わってしまうことに気が付くのが遅い。今年はうるう年とのことで、『テニスの王子様』のキャラクターである不二周助の誕生日をお祝いできる年だと思った。学生の頃の友人に聞いたのだが、不二周助の誕生日は2月29日らしい。今日は夜のうちにねむります。おやすみなさい。